薬剤師あれこれ

ここでは、薬剤師にまつわるコラムをご紹介いたします。
ご存じの方もそうでない方も知っておいて損はないと思いますので御覧ください。

◯ グローバル化の中で薬剤師の立場は?

色々な職業でグローバル化推進の動きが活発になっており、海外マーケットへの展開や海外顧客商談の受注など、その活動はいろいろありますが、薬剤師の職業でグローバル化といったものはどうとらえるといいでしょうか。薬剤師にもいろいろな職種がありますが、グローバル化に対してのスタンスは職種ごとに異なっています。薬剤師の就職先として挙げられる製薬会社は、グローバル化がほかの職種に比べて進んでいると言えるでしょう。

薬剤師国家資格が基本的に資格を取った国でしか有効にならないということを考えてみれば、病院の薬剤師の方にとってグローバル化は、海外に留学し、外国で薬剤師の資格を取り、その国で薬剤師として働いていくようなケースなどが一般的です。最近医療人材のグローバル化を推し進めて行く動きが活発になっており、欧州だと、薬学教育のレベルを各国間で一定にして、EU圏内での人材の流通を自由化していく動きが出ています。

そして、日本が属している東南アジアでもASEANが2015年をめどに、医療資格の共通化と、医療機器の企画を統合していく動きを見せてるのです。そうなれば日本でとった薬剤師資格をそのまま海外で活かせることも可能になってきて、薬剤師が国の垣根を越え活動するような日もありえないといえなくもないでしょう。言い換えると、外国人の薬剤師が日本に入るといったことにもなる可能性もあり、雇用する側としてより優秀な人材の選択肢が増えてくることになってきます。とはいえ、外国から日本という場合、製薬会社や大学の研究職以外は日本語という言葉の壁が大きくグローバル化は難しいのは間違いありません。

◯ メーカーへの転職について

薬剤師が化粧品メーカーへ転職をするときにいくつか抑えておくことがありますが、代表的なものですがまず化粧品メーカーへ転職する時は、お仕事内容は多岐にわたりますが、その中で薬剤師の資格が活用できるようなお仕事は主に皮膚関連の研究や薬剤の開発などがあります。大手化粧品メーカーの研究開発職は就活時でも数百倍にもなるので、かなり狭き門と言ってよいでしょう。募集している企業により業務内容に違いがありますが、特に多いのは薬事の管理に関わっていくお仕事です。

商品の研究にかかわっている多くの方は、薬学部出身であるケースが少なく、どちらかといえば理学部出身のケースが多くなっています。そのために研究に携わっていく薬剤師が少なく、基本的には研究開発か薬事の管理に従事する方が多いです。最近の傾向では、営業やマーケティングなどの販売にかかわっていくお仕事や、消費者の声をくみ取っていくお仕事も任されるようなケースが増えています。こうしたことは薬剤師としてのキャリアだけが求められていることではないといったことを理解しておくことが大切です。

特に化粧品の場合は直接肌に影響を与えるものですから、医薬品に関して詳しい以外に、皮膚に関する知識もある程度持っているといったことが評価のポイントになってきます。こうした知識は働きながら知識などを身につけていくことが可能ですが、なるべく転職前に、基本的情報などを最低抑えておくことが、転職するときに有利になります。化粧品メーカーといっても国内企業以外に、海外企業が募集していることもあります。

◯ ママ薬剤師の復職

子育ても落ちついて、そろそろ働こうとしているとき最初から正社員は厳しいけれど、復職したいといった薬剤師に人気の働き方が派遣薬剤師ですが、働く時にまず自分で応募する求人を決めて企業と面接をして採用される必要があります。派遣薬剤師として働きたいということがあっても最初にぶつかることは、求人探しですが、なんと行ってもこれが面倒です。派遣だから簡単に採用されるというわけでないので、単に雇用されるのが厳しいと感じているだけなら、正社員として雇ってもらった方が給与や福利厚生は充実しているのでその方がよいでしょう。

そこで役立ってくれるのが薬剤師転職サイトで、登録は完全無料であり、試しに登録してみようかといった気分で登録をしてもいいです。特に求人探しをしていくときにお勧めなのが、リクナビ薬剤師などの薬剤師転職サイトの利用です。こうしたサイトを利用するとどうして求人探しが楽になるのかといったことを説明しますが、それは薬剤師転職支援会社の転職コンサルタントがあなたの代わりに求人を探してくれるからです。そして、薬剤師がやることはその転職コンサルタントに薬剤師の希望条件を伝えるのみですが、無料会員登録後に、担当のコンサルタントからメールで連絡が来て、あなたがどういった条件では県薬剤師をしたいのかと言ったことを伝えていきます。そしてたとえば月給30万以上で駅から徒歩5分、週三日勤務で地域はこの辺りといったことになってくるでしょう。

◯ 保健所の薬剤師

保健所の役目は管轄をする地域の各種保健衛生情報の収集や保健衛生にかかわる事業者に対して監視や地域住民に対しての啓もう活動など、地域の公衆衛生を維持して、地域住民の健康的な暮らしを守って行くことに案ります。そのため当然保健所に薬学や衛生学などメディアかる領域における専門知識を持っている薬剤師たちがたくさん必要となります。保健所に勤務をしていく薬剤師のお仕事は、いろいろあって、薬事衛生において医薬品などの品質や安全性を確保していくため、製造施設などの許可や指導をしていきます。麻薬などの不適正使用防止や、薬物乱用防止の啓発などの業務をしていきます。食品の生産から流通などに至るまで、管轄地域を取り巻く食環境の安全を確保していくために、食品会社などに対し、衛生管理面の指導のための啓発をしていきます。管轄地域内にある宿泊施設などの衛生水準向上を図っていくために衛生管理指導や監視業務をしていきます。食品に含まれている添加物などの企画基準検査をしていきます。管轄地域内で安全な水道水を供給するため水道事業者に対して監視業務やプールなどの衛生管理をしていきます。管轄地域内の廃棄物の減量や適正処理を推進して行くために、廃棄物の排出事業者に対して啓発や指導をして行き、不法投棄対策業務なども行っていきます。地域住民の方たちの生活環境を保全していくために、土壌などの監視や届け出施設への立ち入り検査指導などをしていきます。 

◯ 薬剤師の年収

病院薬剤師は入社後の給与の伸び幅が少なくて、30~40代であっても年収500万円ぐらいという方は珍しくなく、薬局長になると年収700万円ぐらいは目指せますが、それでも調剤薬局の管理薬剤師と同じ程度の給与であり、年収面で考えてみると厳しい現実があります。

地方の病院だと薬剤師が不足しているところがあって、年収が高くなっていく傾向にありますが、その分仕事量が多いということなどハードな側面がついて回り、地方へ勤務のほうが好条件とは一概に言えないでしょう。ですが、こうした年収が低いとわかっていても病院で働きたいような薬剤師の方たちがかなりいて、お仕事もけっして楽ではなく、やはり病院のような医療専門のプロが集まっている最前線で自分の専門性を発揮して行くことができるといったやりがいが人気につながっています。

確かに給料が高くても店舗運営など薬剤師ではなくても行えるようなお仕事を任されるようなドラッグストアの業務内容に比べてみれば病院薬剤師のお仕事は薬剤師としての専門性をより活用できるといったことがあるでしょう。ですが、実際に病院薬剤師も千差万別であり、チーム医療の方針に沿って医師と連携していきながら活躍している薬剤師もいればただの調剤士になってしまっているような方もいます。年収面で決してめぐまれていると言えない分、お仕事にやりがいをみいだすことができないと、長く働くことは難しいです。