薬剤師の転職事情

薬剤師の求人で調剤薬局に次いで多いのが、ドラッグストアです。ドラッグストア業界は全国のそれぞれの地域に大きなチェーン店があり、M&Aと新規出店を繰り返しています。ドラッグストア業界は拡大しつつあるのですが、その反面厳しい競争を強いられる状況下にあるといってよいでしょう。したがって、成長に追いつかず、薬剤師が不足しているドラッグストアも多いので、ママさん薬剤師の希望で多い残業なし、 時短勤務は病院や企業に比べると通りやすいといえるかもしれません。年収に関しては、調剤薬局よりやや高めの設定になっている事が多いです。たとえば、調剤薬局で年収が約400~650万円だとすると、ドラグストアでは 約400~700万円以上もあります。またドラッグストアでは、専門性の高い薬剤師は少ないので、重宝されるでしょう。

ドラックストアの求人は、リクナビ薬剤師の場合、ドラッグストア(調剤併設)で7600件以上 、ドラッグストア(OTCのみ)が1800件以上、マイナビ薬剤師の場合、ドラッグストア(調剤併設)で約3700件、ドラッグストア(OTCのみ)が約7500件あります。求人については、選択肢は広いといえるでしょう。ただし、ドラッグストアに転職する場合には、実際に働く職場の生の情報を得る事をおすすめします。ドラックストア業界は成長し続けていますので、中には成長に追いついておらず、人員不足気味になるドラッグストアもあります。もしそのようなドラッグストアに転職すると、薬剤師としての業務以外の仕事をやらなければならない可能性があったり、お店の雰囲気もあまりよくなく、ストレスがたまる怖れもあるでしょう。したがって、ドラッグストアに転職を希望する場合は、求人票の載っていないお店の雰囲気や人間関係、離職率などを担当となるコンサルタントに聞いておくとよいです。

■病院薬剤師の転職理由

(※Kさんより体験談)
薬剤師の友人に国立大学の薬学部を出て、総合病院に勤めていた方がいます。現在は転職して、調剤薬局で働いています。
そんな彼女の転職の理由は実は「不育症」だったそうです。結婚して数年間、彼女は何度か妊娠はしたものの、その全てが流産という悲しい結果になってしまいました。
病院に行っても「原因不明の不育症」と言われるだけで、治療のしようがなかったそうです。
当時勤めていた総合病院の勤務は、夜勤のあるシフト制で、残業もかなりあったそうです。なんとか子供を授かりたいと、とった手段が”生活を変えること”つまり転職だったそうです。
そんな転職理由ですから、転職の際に重視したのはもちろん、産休が取れて復職が容易で、会社側が子育てに理解があるということ。そして、土日に休みがとれること、だったそうです。多くの調剤薬局は、近くのクリニックや病院の診療時間に合わせて営業しています。そのため、土曜日に休める調剤薬局は意外と少ないことを知りました。
転職によって年収が下がり、仕事としてのやりがいや面白さはなく、と彼女はつらそうに語っていました。しかし、転職の甲斐あってか、その後妊娠し、無事出産となりました。半年間産休をとり、その後は早めに復職するとのことです。
仕事と私生活のどちらをとるか、というのは働いている以上多くの方がぶつかる問題なんでしょうね。今回彼女の話に私もなんだか考えさせられた瞬間でした。

以上が現在の薬剤師転職事情になります。
思い当たる方もそうでない方も留意しておくべき次項だと考えます。
チームソレイユJPは、そんな薬剤師さんの転職活動を応援しています。